movilizzyのブログ

好きなアルバムのことを書き留めます。

#1 『Sea and the Darkness』Galileo Galilei

記録と文章の練習のために、今日から一枚ずつ、好きだったり最近ハマってたりするアルバムについて書き残すことにします。不定期更新。

記念すべき1枚め!はGalileo Galileiの『Sea and the Darkness』。これまでの人生で一番聞いたアルバム。

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この先これを超える一枚に出会えるのだろうか。って思うくらいに圧倒的で、絶対的な私の感性の中心。

一つの街の中の出来事として曲は繋がれていて、そこで暮らす人々の姿を浮かび上がらせていく。歌詞カードでは飼い主とはぐれた犬(スタンリー)がゾンビから逃げ惑いながら街を彷徨う様子がかかれている。絵本みたいだ。

当時の彼らは多分、このジャケットのスタンリーみたいにいろんなものに追われて、そこから必死で逃げ出そうとしていたんだろう。20代の若者の鬱屈とか、闇のなかで相手の見えないまま闘う様が生々しく落とし込まれている。M12ブルースで「そうさ、このアルバムはクソだ 嘘だよ そうさ、この感情はないほうがいい」と叫ぶ声が、あまりに切実で痛い。ハイキュー!!のタイアップだったM15クライマーが完全にボーナストラック扱いになっているのは"そういうこと"なんじゃないかと、邪推する。バンドは当時ギリギリなところにいた。一つ前のミニアルバムの時点ですでに活動を終らせる話は出ていたらしい。

ガリレオがラストアルバムとしてこれを世に出した、世に出せたのは奇跡で、必然だったんだと思う。個々のトラックの歌の力、リリック、アルバム通して漂う死の匂いと乾いた音像、全てにおいて完成されてる。と、私は思ってる。

 

解散後、再始動前に知った私はもう彼らの音は聞けないと思ってたので、warbear-BBHFの始動は本当に嬉しかった。warbearのツアーの時はこのアルバムから大好きな鳥と鳥やってくれて泣きそうになったなぁ…でも、彼らならこれを超えるものを絶対作ってくれると信じている。

BBHFが9月に出す2ndアルバム、『BBHF1 -南下する青年- 』から、昨日「僕らの生活」が先行配信された。すでに公開されている「リテイク」とあわせて、二曲めの配信ということになる。

https://open.spotify.com/track/4WysBMTaVOn3560BSnkT4r?si=eVgIR3ndSnWkBPmq5JRBCg

Sea and the Darknessの頃とは音楽性もリリックの方向性も変わっているけれど、圧倒的な歌の力は変わらず、今のアップデートされた彼らの音楽を堪能できる。ワクワクせずにはいられない。すごいアルバムをリアルタイムで体験できるかもしれない…!!!本当にたのしみ。9月2日のリリース日、震えて待ちましょう。